2014年より取り組んできた、トドマツの屋台づくりは、
“森と地域とヒトをつなぐ”ソーシャルプロジェクト。
なぜトドマツで屋台を作るのか?
トドマツ材は軟らかく、強度や耐久性の点から家具や木工品として使われてきませんでした。しかし、今後戦後に植林されたトドマツは伐期を迎えるため、活用が期待されています。私たちは、トドマツ材の欠点と言われる部分を特徴と捉えなおし、その特徴にふさわしいアイテムとして屋台を選びました。
連続する屋台は一定量の木材を効果的に使うことができます。
公共空間やイベントで使用されることにより、広く一般の方にトドマツを知ってもらうきっかけとなるのです。
[トドマツの特徴]
・蓄積量が多い
・軽量で運びやすい
・柔らかくて加工しやすい
・白くて美しい
使わない理由がないでしょう?
丸太から屋台へのプロセス
屋台づくりはトドマツ製材づくりから始まります。
北海道の森から伐りだされたトドマツ丸太を屋台のパーツに合わせて製材し、乾燥して仕上げます。
十分に乾燥させたトドマツ材は、屋台のパーツに加工されていきます。このプロジェクトでは、プロの手だけではなく、未来の木工の担い手となる学生さんたちにも加工に参加してもらいました。
材として使われてこなかったトドマツを知るよいきっかけとなります。
屋台づくりにかかわった全てのメンバーが集結し屋台の組立をします。
パーツを会場に運び、手分けをしてみんなで屋台を組み上げます。
設営の過程でつながっていくのは、屋台とともに人と人。

トドマツという地域材を中心に、多くの人や団体がつながり、そして森と暮らし、森とひとがつながるのです。
組立式、4WAYの工夫
屋台の連なりからトドマツ材の美しさを知ってもらうデザインが特徴です。
ひとが集まる場所で、イベント時だけではなく、いつでも使っていただきたい。そのための工夫があります。通常、催事用のテントや屋台などは自治体や団体で保管、管理する必要があります。しかし、この屋台の天板となるパーツは普段はテーブルとベンチとして常時使用可能です。また、ベンチやテーブルは非常の際のベッドや作業台としても活躍します。そしていよいよ、催事やイベント時には屋台パーツを乗せることでハレの日を彩る屋台となるのです。
- ベンチ(日常使用、保管不要)
- テーブル(日常使用、保管不要)
- 屋台(イベント時のみ使用)
- 仮設ベッド(有事に使用)
大型イベントでの採用をきっかけに

屋台を展開した「北の恵み食べマルシェ」は、来場者数100万人を超える大型イベント。歩行者用道路に1.7キロに及ぶ食の屋台が並びます。
トドマツ屋台はマルシェのスタート地点であるJR旭川駅構内に設置。
トドマツの白い屋台には北海道のおいしい食べ物がいっぱい。
イベント会場に花を添えました。
食べマルシェでの屋台設置をきっかけに、企業や広告代理店から
屋台利用の要請があり、11イベントにわたり、くりかえし活用しています。
広告代理店や信用金庫、中小企業同友会などから情報を得て、地域の産品を販売するイベントなどに、積極的に屋台を紹介しています。
また、この取り組みに賛同した道内の他市町村からも、地域材屋台製作の依頼があり、ディレクションに赴くなど、プロジェクトは道内に広がり始めています。

導入実績
- 北の恵み食べマルシェ2014 駅マルシェ
- 北の恵み食べマルシェ2014 キッズマルシェ
- ガス展2014
- 東川アウトドアフェスティバル
- かみかわ地産地消カーニバル
- きたのき文化祭@札幌ファクトリー
- ガス展2015
- 上川ガーデンショー
- あさひかわ菓子まつり2015
- 東川木育フェスタinニセウの森
- 根室釧路フェア(カラマツ屋台)
- わくわくこども縁日 イオン旭川駅前屋上
- 北の恵み食べマルシェ2015 駅マルシェ
CONITUREプロジェクトチーム
株式会社 北海道ポットラック
パワープレイス株式会社
北海道上川総合振興局
旭川市
旭川信用金庫
CONITURE屋台プロジェクトメンバー
(株式会社斉藤工業所、有限会社杏和建具、株式会社オークラ
クウェスト合同会社、to・mo・ni、米田勝信、アトリエダイス)